よく耳にするSIM フリーとは?今さら聞けない人に解説します!

近年のSIMフリースマホのブームで、興味を持っている人も多いと思いますが、システムが複雑そうなイメージがあり、敬遠していた人もいるのではないでしょうか。

海外に行く機会が増えたり、月額料金を抑えたいなど、興味を持つきっかけはいろいろあると思います。

まずはSIMとは何なのか?SIMフリースマホはどんなメリットがあるかなどを順に見てみましょう。

まずSIMとは?

SIMとは、「Subscriber Identity Module」 の頭文字をそれぞれ取って表したもので、「加入者識別モジュール」という意味の言葉です。

一般的にはカードの形状をしていて、スマホの側面にある差し込み口に格納されており、スマホで通信するために必要な部品です。

SIMについて基本スペックを表にまとめましたので見てみましょう。

種類 サイズ(縦) サイズ(横) 使用開始年

(国内において)

標準SIMカード(miniSIM) 25mm 15mm 2008年頃
microSIMカード 15mm 12mm 2010年頃
nanoSIMカード 12.3mm 8.8mm 2012年頃

 

標準SIMカードは最初に普及したSIMカードで、iPhone 3G/3GSやそれと同世代のAndroidスマホで使用されていました。

国際規格上の正式な名称はminiSIMカードといいますが、日本で最初に普及したSIMカードだったため、標準SIMカードという呼び方が広まりました。

microSIMカードはiPhone 4や同世代のAndroidスマホで使用され、現在でも一部のスマホで使用されています。

nanoSIMカードは現在のスマホの主流で、ほぼICチップのみの形状をしています。

SIMフリーとは何ですか?

全てのスマホに使用されているSIMカードですが、一般的にはキャリアや機種ごとに使用できるSIMカードが制限されており、他のSIMカードが使用できないようにロックがかけられています。

 

近年、この制限を開放してどのSIMカードでも使用できるようにした端末が登場し、そのような端末のことをSIMフリースマホと呼んでいます。

SIMフリーになったことで、端末を購入したキャリアのSIMカードはもちろんのこと、他社のSIMカードも自由に使用できるようになりました。

また、SIMフリーはお気に入りの端末はそのままで、自分が使うデータ量にぴったりのSIMキャリアや料金プランを選んで、月額料金が抑えられるといった点で多くのユーザーに選ばれています。

SIMロック解除とは?

3大キャリアで購入したスマホは、購入した時点で装着されているSIMカードしか使用できないように制限がかかっており、これを「SIMロック」といいます。

このSIMロックをなくすことを「SIMロック解除」といい、一定の手続きをすることでロックを解除することができます。

ただし、どのスマホでもSIMロック解除をできるわけではなく、2015年5月1日以降に発売した端末のみがSIMロック解除を行うことができます。

 

SIMロック解除は3大キャリアの販売店で行うことができ、申し込みは実際に店舗に出向くか、インターネットで申し込むことが可能です。

SIMカードには種類がある

前述のとおり、SIMカードには標準SIMカード(miniSIM)、microSIMカード、nanoSIMカードがあり、現在の主流はnanoSIMカードです。

 

また、端末一体型のSIMカードとして「eSIM」というものもあります。「eSIM」はスマホ端末に内蔵されたSIMであるため、ネット上の操作のみでキャリアの新規契約や乗り換えが完結でき、新しいSIM規格として認知されています。

 

利用したい端末のSIMカードの種類を確認したい場合は、製品の紹介ページでチェックするか、店頭で確認しましょう。

 

なお、SIMカードはサイズ変更してもらうことも可能で、使用している端末の販売店で変更してもらうことができます。

SIMフリースマホのメリットデメリット

法改正されたことによってSIMロックの解除が可能になり、SIMフリースマホは近年多くのユーザーに利用されています。

使用している端末のキャリアに縛られず、ユーザーが自分のスタイルに合ったSIMカードを選ぶことができるのが1つのメリットですが、もちろん多少のデメリットも存在します。

ここでは、SIMフリースマホのメリットとデメリットそれぞれの詳細をご紹介します。

メリット

SIMフリースマホを使用するメリットの1つは、前述しているように、使用している端末のキャリアに縛られずどのキャリアのSIMカードも使用できることです。そのため、docomo、au、ソフトバンク以外の格安SIMのカードも使用することができます。

格安SIMを使用できることによって、メインの端末とサブの端末の2台を所有することもしやすくなり、片方を格安SIMにすることで利用料金を大幅に抑えられます。

SIMフリースマホは、海外のSIMカードを使用できることもメリットです。しかし、格安SIMフリースマホの機種によっては海外のSIMカードが使用できないこともあるので事前に使用できるかどうかはよく確認しておきましょう。

デメリット

SIMフリースマホを使用するときのデメリットは、日本で使用されている端末独自の機能に対応していないものがあることです。

特におサイフケータイや防水・防塵機能、緊急地震速報といった機能は日本独自のものであり、SIMフリースマホに対応していないことがあるので、こだわりたいユーザーは事前に確認が必要です。

また、SIMフリースマホは大手キャリアのような手厚いサポートを受けられない可能性があることもデメリットの一つでしょう。

SIMフリースマホの選ぶポイント

SIMフリースマホは、現在とても多くの種類が発売されているので、ユーザーが重視するポイントを明確にして選択する必要があります。

ユーザーの使用スタイルに合ったものを選ぶために、どんな機能が必要か、または不要かを事前に確認しておき、ユーザーの求めるスペックに合った機種を選ぶことがポイントです。

また、SIMフリースマホで注意しなければならないことは、おサイフケータイなどの日本独自の機能が備わっていないことがあるので、こだわる人はそういう部分も購入前に確認する必要があるでしょう。

また、SIMの事業者によっては、au回線のみ、またはSoftBank回線のみといった利用回線の制限がある場合があります。自身が使用したい回線が限定されている場合は、SIMが対応しているかを事前に確認することも重要なポイントです。

SIMフリースマホはどこで購入するのが正解?

SIMフリースマホは、主に通販で購入するか、家電量販店に行って購入するかのどちらかになります。

通販で購入する場合は、スペックを比較検討しやすいというメリットがありますが、基本的に支払いはクレジットカード支払いしかできず、また、実機に触れることができないことが欠点です。

実際に店舗で購入するときは、実機に触れて使いやすさなどを体験することができることがメリットですが、店舗によって売りたい端末が異なるため、性能の違いを多くの機種と比べにくいという欠点もあります。

格安SIMを販売するMVNOの中には、SIMカードとセットで購入すると端末の料金が安くなることもあるので、欲しい端末が売られている場合は端末とのセット購入を検討しても良いでしょう。

新品の端末にこだわらないなら中古も選択肢に入ってきます。

最近は、中古でも保証付きの端末を販売していたり、故障時の対応が充実していたりする販売店もあります。

中古を購入するときの注意点!

中古スマホを購入するときに最も注意したいことは、端末ごとに設定されているIMEI番号を確認することです。

IMEI番号というのは、端末のさまざまな情報がわかる重要な番号で、たとえば端末の保証状況やサポートに関する情報を知ることができます。

まれにIMEI番号を調べることができない中古スマホも販売されており、そのような端末は故障していて電源が入らなかったり、盗難品の可能性もあるので購入しないようにしましょう。

SIMフリーのよくある質問

SIMフリースマホの購入を検討するとき、いくつかの疑問が生じることがあります。

 

よくある質問としては、SIMフリースマホは誰でもすぐに使用できるのか、海外でSIMフリースマホを使用するにはどうすればいいか、格安SIMはどれを選べばいいのかなどです。

 

特に格安SIMは現在非常に多くのものが販売されているので、ご自身の使用スタイルにあったものを選ぶ必要があります。

 

以下で、SIMフリーのよくある3つの質問についてそれぞれ回答をご紹介します。

①SIMフリースマホは誰でもすぐに使用できるの?

SIMフリースマホを使用するときには、従来のスマホと違ってAPN設定を行わなければならず、これを行うことで初めてインターネットが利用できるようになります。

 

iPhoneのAPN設定は、最初に「構成プロファイル」のデータをダウンロードします。ダウンロード後、iPhoneの「設定」からプロファイルのインストール画面を開き、インストールを完了させます。最後に、Wi-Fiをオフにした状態でインターネットに接続できるか確認し、設定完了です。

AndroidのAPN設定は「無線とネットワーク」→「モバイルネットワーク」を選択し

次にアクセスポイント名をタップし「新しいAPN」を選択します。

アクセスポイントの編集画面に必要な情報を入力し、名前、APN、ユーザー名、パスワードを入力してから新しく作成したAPNを選択で設定完了です。

②海外でSIMフリースマホを使用するには?

海外でSIMフリースマホを使用するためには、まず行き先の国で通信に使用されている電波帯を知る必要があります。

電波帯がわかったら、それに対応しているSIMカードを調べ、自身の持つ端末で使用できるかどうかを確認します。

確認できたら、店舗でSIMカードを購入し、端末に格納することで海外でも通信が可能になります。

③格安SIMはどれを選べばいい?

格安SIMとは、3大キャリア以外のMVNOと呼ばれる通信会社から提供されているSIMカードの総称です。

 

格安SIMには「音声通話SIM」と「データSIM」があり、さらに使うデータ容量によってプランが分かれています。

電話で通話したい人は音声通話付きのSIMを、インターネットのみ使用したい人はデータ専用のSIMを選びましょう。

 

なお、音声通話SIMならば、楽天モバイルが人気があり、データ専用SIMならばイオンモバイルが人気となっており、両方とも価格が安くおすすめです。

まとめ

SIMフリースマホは自分の使用スタイルに合ったSIMカードを選んで使用することができるメリットがありますが、機能やアフターケアは事前によく調べて購入するといいでしょう。

格安SIMもたくさん販売されているので、使わない無駄な機能は追加せずに月額料金を抑えたい人には格安SIMを選ぶという選択技もあります。

海外でも使用でき、月額料金が安くなるSIMフリースマホは魅力的なツールであり、今後もますます便利になっていくことが期待されます。

興味のある方は記事を参考にぜひ検討してみてください。