格安SIMとは?初心者にも分かりやすく0から丸ごと解説

近頃、当たり前のように目にする「格安SIM」という単語。MVNOとも呼ばれる格安SIMは、docomoなど主要キャリアと比較すると携帯料金を抑えられるため、人気を集めています。本記事では格安SIMについて知らない方でも分かりやすいように解説します。時代の波に乗り遅れないよう、まずは知識だけでも仕入れておきましょう。

格安SIMの知っておきたい基本情報

格安SIMについて基礎的な部分を確認していきましょう。

覚えておくべきポイントは2つです。

  • SIMカード
  • 格安SIM

では、それぞれのポイントを詳しく解説します。

SIMカードとは 

そもそも格安SIMの「SIM」とは一体何のことでしょうか。これは携帯電話に挿入するSIMカードのことを指しています。

SIMカードには契約者の情報が記録され、電話番号と紐づけることで通信を実現します。

電話をしたり、4Gなどの電波を受信しネットワークを利用するのに必要不可欠なカードです。携帯電話を利用するうえで欠かせない存在だといえるでしょう。

格安SIMとは

格安SIMは、その名の通り低価格で通信事業サービスを提供している業者の総称です。

名前の由来もそのままで、docomoやauといった大手キャリアと比較して料金が安いからというシンプルなもので、MVNOとも呼ばれます。

ネットワークの設備などを大手キャリアから借りて運営していたり、店舗を持たないゆえに低価格を実現しています。

大手キャリアと格安SIMの違い

格安SIMと大手キャリアの違いは、大きく分けると2つあります。

  • 実店舗が少ない
  • 料金設定がシンプル

格安SIMは、先ほども少しお伝えしたように「店舗を持たない格安SIM事業者」が多いことです。そのため、対面でのサポートを受けにくいという特徴があります。

本来であればショップに出向いて、初期設定やトラブル・疑問などを販売員と直接話しながら解決ができますが、格安SIMの場合、チャットや電話でのサポートといった間接的なものがメインとなってしまうことが多いです。

ただし、UQ mobileやY!mobileは実店舗も積極的にオープンしている会社もあるため、直接サポートを受けたい場合は、そういった会社を選ぶと良いでしょう。

 

また、大手キャリアと比較すると料金形態がシンプルなため、比較的分かりやすいことが多いです。

そのため、プランが多すぎてどれを契約したら良いのかわからない・・・ということがあまりなく、プランを決めやすいでしょう。

格安SIMのメリット

格安SIMには以下のメリットがあります。

  • 月額料金が安い
  • 契約の縛りが少ない
  • プランが豊富

それぞれを詳しく解説します。

月額料金が安い

最大のメリットであり、大きな特徴が「月額の携帯料金が安い」という点です。

「格安SIM」という名前の通り、平均するとおよそ月額3,000円前後。プランによっては1,000円台で契約できるプランもあります。

一般的なスマホが利用できる携帯電話料金が、月額1,000円台で済むと考えるとまさしく破格の料金設定でしょう。

このお得に契約できる低価格な料金は、格安SIM最大のメリットだといえます。

契約の縛りが少ない

格安SIMはその事業者にもよりますが、契約の縛りが少ないプランも豊富に用意されています。

携帯電話の契約といえば、2年縛りが一般的です。昨今は4年縛りも登場しており、好きな時に解約するには違約金を支払わなければならないというのがスタンダードでした。

しかし、格安SIMの縛りが少ないプラン・そもそも縛りが無いプランを選べば、いつでも好きな時に契約・解約が可能です。

状況に応じて柔軟にプランやキャリアを変更できるのは、やはり格安SIMならではの大きなメリットでしょう。

プランが豊富

そして、格安SIMには非常に豊富なプランが用意されています。

月々のデータ量のラインナップも豊富で、自分が普段使う分だけ契約することができるでしょう。普段5GBしか利用しないのに、30GBのプランを契約するのは無駄ですし、その分料金も高くなってしまうのであれば、非常にもったいないです。

格安SIMであれば、5GBのプランや10GBのプランなど非常に幅広いプランを柔軟に選択できるので、その無駄を減らすことができます。

 

格安SIMのデメリット

もちろん、格安SIMはメリットばかりではなくデメリットも存在します。

しっかりとデメリットも知っておくことで、契約した後に「こんなはずじゃなかった」という事態を未然に防ぐことができます。

ここからは、格安SIMのデメリットについて解説いたします。

大手のキャリア回線に比べて回線が不安定

先ほど少しだけ触れましたが、基本的に通信回線の安定度は大手キャリアには敵いません。そもそも格安SIMが提供している回線は、キャリア回線から借り受けているものなので、大元のキャリア回線の方が当然安定します。

混雑時には「通信制限なのかな?」と疑問に思うほど重くなることもあるので、その点は注意しておきましょう。

裏を返せば、混雑していなければ何ら問題なく使用できるともいえます。

キャリアメールが使えない場合がある

また、キャリアメールが使えないというのもデメリットの1つでしょう。

docomoやauでは契約と同時にキャリアメールアドレスが付与されますが、格安SIMの場合はありません。

そのため、もし既に「〜@docomo.ne.jp」や「〜@au.com」といったキャリアメールをメインの連絡先としてバリバリに使っている方が格安SIMに移行すると、そのメールアドレスはもう使えなくなってしまうのでご注意ください。

さらに、色々なサイト・サービスにキャリアメールで登録していれば、それらを全て新しいアドレスに変更する手続きを行う必要が生じてしまいますので、あわせて覚えておきましょう。

 

ただし、Y!mobile(ワイモバイル)に関しては、専用のキャリアメールがあるので、利用が可能です。

かけ放題が使えないことがある

大手キャリアの場合、通話が無料になるかけ放題プランが付随していることが多いですが、格安SIMの場合はかけ放題や無料の通話をオプションとして用意しています。

そのため、月額のプラン基本料金にプラスして「無料通話オプション」の料金を支払う必要があるので注意しましょう。

また、無料通話のために指定された独自アプリを使わなければならないケースも多いです。通常の回線電話が無料で利用できるプランが多い大手キャリアと比較すると、面倒に感じられるポイントでしょう。

 

格安SIMでよくある質問

格安SIMの基礎的な情報やメリット・デメリットについてはご理解いただけたでしょうか。

ここからは、格安SIMについて頻繁にされる質問について回答も含めまとめてご紹介していきます。

SIMカードにサイズの違いはある?

格安SIMは、その名前から「SIMカードが特殊」と捉えられてしまうことがありますが、SIMカード自体は大手キャリアのものと変わりません。

サイズも現在一般的なnanoSIMカードが提供されています。

また、少しずつ浸透し始めているeSIMを提供している業者もあり、eSIMであれば物理的なSIMカードは必要ないので、紛失や破損の恐れがないでしょう。

 

SIMフリー、SIMロックの違いは?

従来、日本の携帯キャリアは自社で販売しているスマホに「SIMロック」をかけていました。これは自社以外のキャリア回線に接続しないようにするためです。

SIMロックがかかっていることによって、例えば、docomoで買ったスマホにSoftBankのSIMカードを挿しても認識されず、利用できません。これが今までは当たり前でした。

しかし最近ではSIMロックを解除したり、そもそも最初からSIMフリーの端末を販売する動きが活発になってきています。

SIMフリーのスマホであれば、バンドさえ対応していれば、キャリアを問わずSIMカードを挿すだけでスマホを使うことが可能です。

格安SIMを契約する際には、使用するスマホ端末がSIMフリーかどうか、そしてバンドがカバーされているかどうかを必ず確認しましょう。

 

今使ってるスマホはそのまま使える?

今ご利用中のスマホがそのまま使えるかどうかも気になるポイントです。

こちらは先ほどお伝えした通り「SIMロックが解除されているかどうか」、「契約する格安SIMのバンドに対応しているか」という2点を確認する必要があります。

ただし、格安SIMの事業者によっては、端末のSIMロックが解除されていなくてもそのまま使用できる場合もあるので、事前に事業者のウェブサイトやサポート窓口で確認をしてみましょう。

 

また、格安SIMの事業者のウェブサイトには、対応スマホリストが掲載されていることも多いので、必ず確認することをおすすめします。

今の電話番号のまま使える?

大手キャリアから格安SIMに移行を検討されている場合、電話番号をそのまま使えるかどうかは誰もが気になるポイントです。

結論からいうと、基本的には、事前にMNP予約番号を取得していればそのままの電話番号が使えます。

現在契約しているキャリアにMNP予約番号取得をリクエストし、その番号を格安SIM契約時に申請することで同じ電話番号の利用が可能です。

格安SIMはどこで購入できる?

格安SIMは、記事の冒頭でもお伝えした通り実店舗の数が非常に少ないです。

そのため、格安SIMを購入する際はインターネットでの申し込みが一般的で、各社のウェブサイトから申し込み手続きができます。

また、UQmobileやY!mobileは実店舗の数も一定数あるので、直接色々聞きたいという人には実店舗に出向いて契約することをおすすめします。

店舗は公式のウェブサイトから確認できるので、上記2社以外にも、自分が契約したいところは実店舗をもっているのか、もっていたらどこにあるのかを確認してみるといいでしょう。もしかしたら、お住まいの地域の近くにショップがあるかもしれません。

 

まとめ

今回の記事では格安SIMについて基本的な部分から解説してきました。

格安SIMは、名前だけ聞くと小難しそうに思えますが、少し調べてみると全くそんなことありません。

格安SIMにすることで毎月必ず発生する携帯電話料金を節約でき、今まで以上にコスパに優れた生活を送ることができるはずです。

ただし、短絡的に「格安SIMの方が安いから」という理由だけで移行はせずに、それぞれのメリット・デメリットを冷静に比較したうえで契約するようにしましょう。