デビットカードで支払いができる格安SIMをご紹介! デビットカード払いのメリットとは?

クレジットカードとは異なり、銀行口座から直接・即時引き落としが行われるデビットカード。
クレジットカードと違ってその時口座に入っている金額分しか使用できないので、使いすぎを未然に防ぐことができ、根強い人気を誇っています。
支払い方法がクレジットカードや口座振替というところが比較的多い中、実はデビットカードでも支払いができる格安SIMが存在していることをご存知でしょうか。
本記事では、デビットカード決済ができる格安SIM5社を紹介いたします。
料金プランはもちろんのこと、それぞれの持っている特徴や独自のサービスなどもまとめてチェックしていきましょう。
目次
今更聞けないデビットカードって何?
そもそもデビットカードとは何でしょうか。
冒頭でも軽く説明しましたが、デビットカードとは、カード支払いと同時に銀行口座からお金が引き落とされるというシステムのクレジットカードです。
クレジットカードは翌月など一定期間後にまとめてお金が引き落とされますが、デビットカードは決済した瞬間にお金が引き落とされるのです。
そのため、紐づけている銀行口座に預金している金額以上に使うことはできないので、使いすぎを未然に防止できます。
格安SIMの料金をデビットカードで支払うメリット・デメリットは?
では、格安SIMの料金をデビットカードで支払うことにはどんなメリットがあるのでしょうか。
一般的にはクレジットカード、もしくは銀行口座の自動振替を用いるのがポピュラーです。
感覚的には、デビットカードで支払うことは即時決済されるので銀行口座の自動振替と同一と言えます。
ここからはデビットカードを経由することで得られるメリットとデメリットをご紹介します。
メリット①審査が不要で15歳以上なら発行可能
最初にあげられるメリットは「審査が不要で15歳以上から利用できる」というポイントです。
クレジットカードの場合は18歳以上でなければ発行はできませんが、デビットカードであれば年齢が下がり、15歳もしくは16歳から発行が可能です。
またデビットカードの場合、基本的に作成時の審査が不要というのもポイントの1つでしょう。
そのため、一定の収入がない学生や主婦の方などでも比較的簡単に作成がすることができます。
ただし、15歳でも中学生の場合は作成できないのでご注意ください。
メリット②毎月の支払いでポイントが貯まる場合がある
デビットカードの種類によって大きく異なる部分ではありますが、デビットカードを利用して決済することで「ポイント」が貯まることがあります。
多くの場合、銀行口座の自動振替の場合は、ただお金が引き落とされるだけになってしまうのに対して、デビットカードを経由することで賢くポイントを貯めることができます。
例えば、楽天銀行デビットカードは100円につき1ポイント、還元率1%というデビットカードです。(※2021年11月時点)
ただし、デビットカードの中でもポイントの還元率は大きく異なるケースがあるほか、そもそもポイントが付与されないものもあるので、作成前には還元率やポイントを貯めることができるのかなど必ず確認するようにしましょう。
デメリット①残高を毎月確認する必要がある
さて、ここまではメリットに注目しましたが、もちろんデビットカードにもデメリットも存在します。
最大のデメリットが「残高を毎月確認しなければならない」というポイントでしょう。
クレジットカードを利用すれば、基本的に支払い時、口座に入っている残高をそこまで気にする必要はありません。
しかし、デビットカードの場合、銀行口座の預金が支払額未満だと決済エラーとなり、支払いができなくなってしまいます。
そのため、残高を確認するという作業は、比較的クレジットカードよりもデビットカードの方が多くなってしまい、手間に感じてしまうこともあるでしょう。
デメリット②デビットカードに対応している格安SIMが少ない
デビットカードで格安SIMの料金を支払う際の、そもそものデメリットが「デビットカードに対応している格安SIMが少ない」という点です。
一般的に、クレジットカードや銀行口座の自動振替に対応している格安SIMは多いですが、デビットカードとなると話が変わってきます。
一気に選択肢が減ってしまうので、自分の契約したい格安SIM事業者とは契約できない可能性もあります。
とはいえ対応している格安SIMが全くないわけではありません。
デビットカード支払いに対応している格安SIMをいくつかご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
デビットカードで支払いができる格安SIM
2021年11月時点でデビットカード決済に対応している5社をご紹介いたします。
基本的な情報から、代表的な料金プランまでチェックしていきましょう。
①mineo
引用元:mineo公式
格安SIM事業者の中でも高い知名度を誇るmineoは、月額料金のデビットカード支払いに対応しています。
また、サポート体制が他の格安SIMと比較して充実しており、独自のコミュニティを形成しているなどユニークな特徴を持っています。
mineoの料金プランはデータ通信量で契約する方式です。
2021年11月時点での料金は下記の表をご確認ください。
データ量 | 料金(税込) |
1GB | 1,298円 |
5GB | 1,518円 |
10GB | 1,958円 |
20GB | 2,178円 |
5Gオプション:220円/月 |
通信速度を1.5Mbpsに制限することで通信量がカウントされないというパケット放題Plusというオプションを提供しているのもmineoの特徴でしょう。
オプションの基本料金は385円ですが、10GB以上のプラン契約者は無料で使えるので非常に心強いです。
②ロケットモバイル
引用元:ロケットモバイル公式
ロケットモバイルもデビットカード支払いに対応しています。
「IoT特化型」を謳うロケットモバイル最大の特徴は、データ通信量無制限で使える「神プラン」を提供しているということです。ただしこのプランは回線速度が200kbpsとなり、決して速い速度とはいえないので契約するときにはそのことを頭に置いておきましょう。
回線速度は早くはありませんが、ランニングコストを抑えられる非常に心強い格安SIMといえるでしょう。
もちろん通常のスマホの回線として契約することも可能です。
2021年11月時点での通話プランの料金を表にまとめました。
(価格は全て税込みです。)
データ容量 | docomo回線 | au回線 | Softbank回線 |
神プラン(無制限) | 490円 | 1,043円 | 1,309円 |
1GBプラン | 765円 | 1,375円 | 1,738円 |
2GBプラン | 850円 | – | – |
3GBプラン | 985円 | 1,540円 | – |
5GBプラン | 1,430円 | 1,980円 | – |
7GBプラン | 1,980円 | 2,640円 | – |
20GBプラン | 4,400円 | 5,038円 | 5,467円 |
上記の表をご覧いただくと分かる通り、docomo、au、Softbankそれぞれのプランで微妙にプランの種類や料金が異なるので注意しましょう。
③Y!mobile(ワイモバイル)
引用元:Y!mobile公式
3大キャリアの一角「SoftBank」系サブブランド・格安SIMであるワイモバイルも、デビットカード支払いに対応しています。
また、実店舗も積極的に展開しており、格安SIMでありながら実店舗でのサポートを受けられます。
他の格安SIMと比較すると、サポート体制がかなり整っているともいえる事業者でしょう。
ワイモバイルのプランは3つで、2021年11月時点の基本料金は下記の表をご確認ください。
データ容量 | 料金(税込) |
3GB | 2,178円 |
15GB | 3,278円 |
25GB | 4,158円 |
割高な印象を受けるかもしれませんが、こちらは割引やキャンペーン適用外の料金です。
ワイモバイルは、家族で契約すると2回線目以降が1,188円割り引きというサービスを提供しています。
そのため、家族複数人で契約する場合は特にお得に使えるので、1人ではなく複数回線契約を前提に考えるといいでしょう。
④DTI SIM
引用元:DTI SIM公式
DTI SIMもデビットカードで決済できる格安SIM事業者の1つです。
光回線とのセット割を提供していたり、税込み902円で10分通話無料オプションなども提供しています。
2021年11月時点の音声プランの料金は下記の表をご確認ください。
容量 | 料金(税込) |
1GB | 1,320円 |
3GB | 1,639円 |
5GB | 2,112円 |
10GB | 3,080円 |
DTI SIMの中でも特徴的なのが、お試しプランの提供です。
データ通信のみのプランなら、月々3GBまでは半年間実質無料で利用できます。
DTI SIMを初めて利用する方限定の低額プランですので、格安SIMを試してみたいという方に特におすすめです。
格安SIM初心者の方にとってありがたい格安SIM事業者ともいえるでしょう。
なお、以前DTI SIMを利用されていた方は対象外となるのでご注意ください。
⑤OCNモバイルONE
引用元:OCNモバイルONE公式
OCNモバイルONEは扱っているスマホのラインナップなども豊富で人気も高い格安SIMです。
最も特徴的なポイントが「MUSICカウントフリー」というオプションを提供しているという点でしょう。
音楽系サブスクサービスでの音楽再生に伴って発生したデータ通信は容量が減らないという、対象サービスを愛用している人にとっては非常に魅力的なオプションです。
対象サービスは幅が広く、SpotifyやAmazon Musicをはじめとし、LINE MUSIC、AWAやANiUTaなど8サービスに渡ります。
しかも、オプション加入に伴う追加料金が発生しません。音楽系サブスクを利用されている方はぜひ活用したい格安SIMです。
なお、2021年11月時点の基本料金は下記の表をご確認ください。
通信容量 | 料金(税込) |
1GB | 770円 |
3GB | 990円 |
6GB | 1,320円 |
10GB | 1,760円 |
格安SIMの申し込み方法
格安SIMの申し込みは、基本的にインターネットで行います。
実店舗で行えるのは、ワイモバイルやUQモバイルなどごく限られた一部の格安SIMのみなので、基本的にはネット上のオンライン契約ということを覚えておきましょう。
多くの場合、公式サイトに「申し込み」ボタンが用意されているので、そちらから必要事項の記入や希望プランの選択をして、デビットカードなど支払情報を登録すれば、申し込み完了です。
オンラインの場合はそこからSIMやスマホ本体が届くまで待つ必要がありますが、eSIMを提供している格安SIM事業者だと、対応スマホを所持している場合即開通できるケースもあります。
デビットカード以外のお支払い方法
さて、今回の記事では主に「デビットカード」についてご紹介してきましたが、ここでは補足知識としてデビットカード以外の決済手段もご紹介いたします。
口座振替
口座振替は、毎月自動で口座から支払いを行うというものです。
口座からダイレクトにお金が引き落とされるので、感覚としてはデビットカードと最も近い決済手段といえるでしょう。
ただしデビットカードと異なるのはポイントが貯まらないという点です。
ポイントに注目するのであれば、口座振替よりもポイントが貯まるデビットカードの方がお得でしょう。
クレジットカードを持っておらず、上記でご紹介したデビットカード対応の格安SIMを契約するのであれば、デビットカードの使用をおすすめします。
クレジットカード
格安SIMとの契約において最も一般的で、契約が楽なのはやはりクレジットカードでしょう。
カード情報の入力だけで済み、大半の格安SIMで使用ができるので、対応可否を考えたり調査する必要がなく非常に使い勝手が良いです。
クレジットカードもデビットカード同様、引き落とし金額に応じてポイントも貯まるので、お得に支払いができます。
まとめ
今回の記事では、デビットカードのメリット・デメリットのほか、デビットカードで支払いができる格安SIMの事業者を5社ご紹介いたしました。
あくまで決済手段に重きを置いて紹介をしましたが、一番大切なのは予算やデータ量との兼ね合いでしょう。
格安SIMは非常に数多くの会社がサービスを提供しており、それぞれ同時のオプションやカウントフリーなどもあり、選択肢が豊富です。
格安SIMを選ぶ際は、自分のスマホやタブレットなどの使い方などから使用量を分析して自分にあったものを選ぶようにしましょう。