iPhoneXの基本情報をご紹介

Appleからリリースされていたスマホ、iPhoneX(10)は2017年11月より発売が開始された、iPhone機種です。
2018年9月の新モデルのリリースと同時に販売終了となってしまっていますが、適度なサイズ感や機能性の高さによって根強い人気を誇る1台です。実際、今でも気になっている人は多いのではないでしょうか。
ここでは、iPhoneXの基本情報をまとめて紹介します。
気になっていた方は是非、改めてiPhoneXがどういったものなのか、チェックしてみてください。
目次
iPhoneXのスペック
iPhoneXはiPhone発売から10周年を記念したスペシャルモデルとなっています。まずはiPhoneXのスペックから確認していきましょう。
価格
iPhoneX | |
64GB | 112,800円+税 |
256GB | 129,800円+税 |
iPhoneXには、容量「64GBモデル」と「256GBモデル」という2つのモデルが存在します。
基本価格は「64GBモデルで112,800円+税」「256GBモデルで129,800円+税」となっています。
液晶サイズ
液晶サイズ | |
iPhoneX | 5.8インチ |
iPhone8Plus | 5.5インチ |
iPhone8 | 4.7インチ |
液晶サイズは5.8インチ
これは、1つ前のモデルであるiPhone8Plusの5.5インチや、さらにその1つ前のiPhone8の4.7インチと比べても大きい数字です。その分表示される内容は見やすくなっています。
本体サイズ
高さ | 幅 | 厚さ | |
iPhoneX | 143.6mm | 70.9mm | 7.7mm |
iPhone8 plus | 158.4mm | 78.1mm | 7.5mm |
高さ143.6mm・幅70.9mm・厚さ7.7mmというサイズ感で作られているiPhoneX。
上記の通り、iPhone8Plusよりもディスプレイサイズが大きくなっていますが、実は本体サイズはiPhoneXの方が小さいです。
ある程度コンパクトでありながら、画面は大きいというのがiPhoneXの1つの特徴といえます。
重さ
重さ | |
iPhoneX | 174g |
iPhone8 | 148g |
iPhone8plus | 202g |
iPhoneXの重量は174gあり、重量面で見てもiPhone8Plusの202gよりは軽くなっており、
iPhone8と8plusの中間の重量になります。
カラーバリエーション
カラーバリエーション | |
iPhoneX | スペースグレイ・シルバー |
iPhone7 | ジェットブラック・ブラック・ローズゴールド・ゴールド・シルバー |
iPhoneXは、他のiPhoneと比べるとカラーバリエーションが豊かな機種ではありません。
スペースグレイとシルバーの2色展開となっているので、明るいカラーが好きか、ダークカラーが好きかで簡単に選ぶことができます。
iPhoneXの特徴
iPhoneXには、iPhone12などの現在の最新シリーズにも引き継がれている様々な特徴があります。ここでは、iPhoneXの特徴を紹介していきます。
ホームボタンが廃止された初めてのiPhone
中でも特に大きな特徴だといえるのが、この機種からホームボタンが廃止されているという点です。
iPhone8Plusまでは、本体ディスプレイの下にホームボタンがありました。
そこを押せばホームに戻ることができるというシンプルなものでしたが、iPhoneXにはそれがありません。
その代わりにiPhoneXや11、あるいは12などのホームボタンがないシリーズでは画面を下から上にスワイプするという方法でホームに戻れるようになりました。
1200万画素のデュアルカメラを搭載
広角レンズ | 望遠レンズ | |
f値 | f1.8 | f2.4 |
手振れ補正 | 光学式手振れ補正 | |
画素数 | 12メガピクセル(1,200万画素) |
iPhoneXはカメラの性能もアップしており、レンズが2つあるデュアルカメラが搭載されています。
画素数も1,200万画素で画質の良さもアップしています。
デュアルカメラは広角モードと望遠モード2つの写真が撮れる仕様になっており
広角モードでは広く写真が撮れ、全体を収めることができます。デュアル光学式手振れ補正付き。
また望遠モードは被写体を拡大して撮ることができます。
デュアルカメラは簡単に切り替えができるので、シチュエーションに合わせて写真撮影ができます。
ズーム機能、ポートレートモード付き
デジタルズーム | 最大10倍 |
光学ズーム | 〇 |
ポートレート | 〇 |
ズーム機能も2倍の光学ズームと最大10倍のデジタルズーム機能が搭載されています。
iPhoneカメラのなかで人気があるポートレートモードもiPhoneXにでも使用でき、被写体に焦点を当てたりぼかしたいときに便利です。この機能を使用するだけで一眼レフで撮影したようなプロさながらの仕上がりの写真も期待できます。
また、iPhoneXでは1080pフル HDや4K動画を撮ることもできます。
フレームレートは【24 fps,30 fps,60 fps】の3つから選ぶことができ、さらにスローモーションモードで、最大240fpsでの撮影ができます。
FaceIDが利用できるように
iPhone8やiPhone8Plusまでは、ホームボタンに指を置いて開く、TouchIDシステムが搭載されていましたが、このiPhoneXからは、FaceIDが利用できるようになっています。
顔認証だけでiPhoneを開くことが可能になりました。
Face IDは安全な認証システムを使用しています。
最高水準のTrueDepthカメラシステムには「赤外線カメラ」「投光イルミネーター」「近接センサー」「環境光センサー」「フロントカメラ」「ドットプロジェクター」で構成され、これらは、Face IDの機能に搭載されています。
FaceIDは、iPhoneのタッチするだけのロック解除やApple Payでの支払い、セキュリティ保護されたアプリケーションやその他の新機能の利用を可能にしているのです。
また、画面が消えてしまってもタッチする必要はなくなり、顔認証するだけでストレスなく画面を開ける仕様になっています。
ワイヤレス充電が可能
iPhoneXはワイヤレス充電規格「Qi(チー)」に対応しています。
従来は、充電するたびにコネクト部分の抜き差ししていましたが、Qiチーは
ワイヤレス充電器に置くだけで充電ができるのでコネクトやケーブルの故障なども防ぎやすいという利点もあります。
比較されやすいスマホとの違いを
iPhoneXの特徴を紹介してきましたが、iPhoneXは、後続の「iPhoneXR」や「iPhoneXS」「iPhoneXSMax」などと比較されることも多い機種です。最後にそれらの機種との違いをまとめておきましょう。
iPhoneXRとの違い
iPhoneXはメインカメラが広角レンズ+望遠レンズのデュアルレンズカメラを搭載しています。一方、iPhoneXRはデュアルカメラ使用ではなく、カメラの広角レンズが1つの仕様になっています。画素数は両機種とも約1,200万画素です。
また、望遠レンズのありなしにも違いがあります。
カラーバリエーションも2色展開のiPhoneXとは違いiPhoneXRはブルー・イエロー・ホワイト・ブラック・コーラル・(PRODUCT)レッドという6色展開で、どちらかというとiPhoneXよりもiPhone 8に近くなっています。
さらにサイズも6.1インチでiPhoneXと比べると若干大きめです。
iPhoneXは「A11 Bionicチップ」搭載ですが、iPhoneXRに搭載されているチップが「A12 Bionicチップ」となっているというのもポイントの1つで、処理能力、カメラ性能、グラフィック性能がグレードアップしています。
iPhoneXSとの違い
iPhoneXとiPhoneXSはサイズこそ同じですが、重さはiPhoneXSの方がiPhoneXより若干重くなっています。
カラーもiPhoneXとiPhoneXSにはシルバー、スペースグレイとありますが、iPhoneXSにはゴールドが追加されています。
ディスプレイサイズに関しては全く同じですが、大きく違うところは防水性能がアップしているところです。
iPhoneXでは水深1メートルで最大30分間という耐水性能でしたが、iPhoneXSでは水深2メートルで最大30分間という耐水性能になっており、カメラ性能においても、iPhoneXSでは「ぼかし効果」「スマートHDR」が搭載されています。
iPhoneXSにも、iPhoneXRと同じ「A12 Bionicチップ」が搭載されているので、処理能力、カメラ性能、グラフィック性能がグレードアップしています。
iPhoneXSMaxとの違い
iPhoneXSとiPhoneXSMaxは同じ性能です。
iPhoneXのディスプレイサイズは5.8インチでiPhoneXSMaxはディスプレイサイズ6.5インチと若干大きめです。
本体サイズも高さ157.5mm・幅77.4mm・厚さ7.7mmという仕様で重量も208gとiPhoneXよりも重くなっています。
iPhoneXSMaxのカラーバリエーションはiPhoneXS同様、iPhoneXのシルバー、グレイにゴールドが追加されているぐらいです。
耐水性能の等級もiPhoneXSと同様に「IP68」に向上しています。
iPhoneXSMaxとiPhoneXのカメラ機能はほぼ同じですが、大きく違うところといえば
iPhoneXSMaxにポートレートモードで深度コントロール機能が搭載されていることでしょう。またビデオ撮影時に「ステレオ録音」が可能で、写真の明部と暗部をより精細に撮影できる「スマートHDR」などが搭載され、カメラ性能がアップされています。
iPhoneXSMaxにも『A12 Bionic』を搭載しており、やはりiPhoneXと比較して
処理能力、カメラ性能、グラフィック性能がグレードアップしています。
まとめ
iPhoneXは、FaceID搭載やホームボタン廃止などの特性もあり、非常に現代的なiPhoneだといえるでしょう。
iPhoneXR、iPhoneXS、iPhoneXSMaxと比べてみてもわかるようにiPhoneXは、そこまで性能で劣っている機種ではないということが納得できます。
iPhoneXは販売は終了していますが、中古機種を手に入れることができるようです。お近くのショップなどで取り扱っている可能性もあるのでもし購入したい場合は一度、問合せしてみると良いでしょう。