タブレットおすすめ9選!人気のメーカーから選び方までご紹介

スマートフォンの普及ですっかり日常生活に定着した、液晶タッチ式端末。
現在では、タブレットと呼ばれる大型の端末も広く使用されています。
スマートフォンの使いやすさと、ノートPC並みのデータ処理能力を兼ね備えたタブレットは、両者の良いとこ取りのデバイスとも言えるでしょう。
ノートPCの代わりとして、または、ノートPCとは別の持ち歩きできる大画面端末としてタブレットの購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
今回は、目的に合ったタブレットの選び方から、おすすめの商品のご紹介まで、タブレット導入の参考になる情報を解説いたします。
タブレットとは?
タブレットとは、一般的に携帯性に優れた板状の一体型PCを指します。
スマートフォンとは画面サイズにより区別される事が多く、タブレットと呼ばれる画面のサイズは約7〜13インチです。
そのため、大画面を利用したネットサーフィンや動画視聴、電子書籍での読書などの場面で活躍しています。
最近では、Bluetooth接続型のキーボードと組み合わせて、ビジネスでの利用者も増えてきました。
Androidを搭載した機種やAppleのiPadなど、メーカーや用途ごとに豊富なモデルが揃っています。
ユーザーは、さまざまな観点から自分にピッタリなタブレットを選択できます。
タブレットの5つの選び方
タブレットは以下の5つの観点から選ぶといいでしょう。
- OSで選ぶ
- ストレージ容量で選ぶ
- メモリ容量で選ぶ
- 防水性能で選ぶ
- 価格で選ぶ
それでは、順番に詳しく解説していきます。
1.OSで選ぶ
OS(Operating System)とは、端末全体の主軸になるシステムです。
各タブレットによって搭載しているOSが違うため、これを基準に商品を選ぶことができます。
たとえば、Apple製品には「iPadOS」、Microsoft製品には「Windows」、Googleや各社製品では汎用性の高い「AndroidOS」が使われています。
OSでタブレットを選ぶときは、使用可能なソフトやアプリに注意しましょう。OSごとにストアが異なるので、インストールできるアプリも違います。
自分の用途にあったアプリが使えるタブレットを選びましょう。
2.ストレージ容量で選ぶ
ストレージ容量とは、タブレット本体に保存できるデータの容量です。
ストレージ容量が大きければ大きいほど、たくさんのデータが保存可能です。
用途によっては、非常に重要なポイントでしょう。
YouTubeなどの動画配信サイトで動画を見たり、SpotifyやApple Musicで音楽を聴いたりする分には、ストレージ容量は使いません。
ただし、自分自身で撮影や録音をすることが多かったり、アプリを多くダウンロードする人は注意が必要です。
標準的には16〜32GBでも足りますが、不安な人は64GB以上を選びましょう。
タブレットが対応している場合は、後からSDカードによって容量を拡張することも可能です。
3.メモリ容量で選ぶ
デバイスの性能を左右する、「メモリ容量」を基準に選ぶパターンもあります。
メモリとは、人間で言うと暗記能力に例えられ、データの一時的な保管庫に当たります。
そのため、容量が大きければ大きいほど一時的な「暗記能力」が向上します。これによって、ブラウザアプリのタブをたくさん開いたり、アプリを並列処理したりしても、動作が重くなりません。
処理の重いゲームや4k動画を視聴したい人は、最低でも4GB以上のメモリ容量を選ぶようにしましょう。反対に、テキストを入力したり、ECサイトを巡って買い物をしたりする程度の軽い処理だけの場合は、2GBでも十分です。
4.防水性能で選ぶ
タブレットを使用する環境によっては、「防水性能」を基準に選びましょう。防水性能とは文字通り、水濡れにどれだけ強いかを表す指標です。
基本的に、精密機械は水に弱く、故障やデータの亡失・破損を引き起こします。うっかり飲み物をこぼしたり、雨水にさらしたりすると、非常に危険です。
しかし、近年販売されているタブレットの中には防水性能が高いモデルも増えてきました。
防水性能のレベルは「IPコード」という規格によって決まります。
間違って水に濡らしても大丈夫な製品が欲しければ「IPX6」を、お風呂やプール、海の撮影など濡れやすい環境でガシガシ使いたければ「IPX8」を選びましょう。
価格で選ぶ
タブレットを、価格を基準に選ぶ方は多いのではないでしょうか。
基本的には、価格が高いほど性能もアップする傾向にあります。
また、ネットワーク通信の種類でも価格は変わります。Wi-Fiモデルよりも、SIMカードを挿して携帯電話回線を利用できるLTEモデルの方が高額です。
タブレットの価格帯は非常に幅広いです。
大まかに、
- 1万円を切るエントリーモデル
- 2〜3万円のミドルクラス
- 3〜5万円のハイスペッククラス
- 5万円以上の超ハイスペッククラス
に分けられます。(参考:価格.com)
価格が安いタブレットには高性能でコスパが高いものもありますが、安全性や安定性を求めるなら「Apple」「Microsoft」「SONY」といった大手メーカーの製品がおすすめです。
タブレットの人気メーカー
日本で販売しているタブレットの人気メーカーは、下記の3つです。
- アップル(Apple)
- マイクロソフト(Microsoft)
- ソニー(SONY)
各メーカーがどういった企業で、どんな製品を販売しているのか紹介します。
アップル
アップル(Apple)は、米国に本社を置く世界規模の多国籍企業です。iPhoneやMacBookが普及した現代なら、知らない人はほとんどいないでしょう。
そんなアップル社のタブレットには、「iPadシリーズ」があります。2010年から発売を開始したシリーズで歴史も古く、デザインは年を増すごとにブラッシュアップされています。
シリーズには「iPad」「iPad Air」「iPad Pro」「iPad mini」などサイズや性能の違うラインナップが存在します。値段は約4万円〜と高額な部類ですが、唯一「iPad OS」を搭載する製品です。
マイクロソフト
マイクロソフト(Microsoft)とは、米国ワシントン州に本社を置く、世界的なソフトウェアメーカーです。誰もが知っているOS「Windows」やオフィスソフト「Microsoft Office」シリーズを開発・販売しています。
そんなマイクロソフトは、最近では自社開発のタブレット「Surface(サーフェス)」シリーズを販売しています。Surfaceは、Windowsを導入しており、タブレットでありながらキーボードやマウスを接続してノートパソコンのように使用できます。
もちろん、ノートパソコンのように使えるだけでなく、専用のタッチペンを使って手書きメモやイラストを作成することもできます。
使い方に合ったスタイルを幅広く選べるところが魅力です。
ソニー
ソニー(SONY)とは電機メーカーから始まり、いまや多角的に事業を展開している日本の大手企業です。ゲーム部門では、世界的にヒットするゲームハードウェア商品「プレイステーション(PLAYSTATION)」シリーズを手掛けています。
そんなソニーのタブレット商品は「Xperia(エクスペリア)」シリーズが有名です。Xperiaシリーズは、スマートフォン・タブレット両方のモデルが販売されています。
Xperiaはデバイスをソニーが製造し、OSにはGoogleのAndroidOSを採用しているため、日頃からAndroidスマホを扱う人なら馴染みやすく使いやすいでしょう。
おすすめのタブレット9選。いま人気の機種はどれ?
ここまでタブレットの概要について解説してきましたが、ここからは「おすすめのタブレット」を紹介します。
タブレット商品を手掛ける有名なメーカーとその販売シリーズ
メーカー | 販売シリーズ |
Apple | iPad |
Microsoft | Surface |
SONY | Xperia |
Samsung | Galaxy Tab |
Amazon | Fire |
HUAWEI | MatePad, MediaPad |
Lenovo | Lenovo Tab, IdeaPad |
NEC | LAVIE |
ASUS | Chromebook |
この中から、いま人気の機種を9つピックアップして紹介します。
同じシリーズでもさまざまな製品が開発されているので、画面サイズや性能などを比較し、自分に適した商品を選びましょう。
iPadシリーズ
ここでは、アップルのiPadシリーズの人気機種を3つ紹介します。
iPad(ノーマル)
引用:iPad|Apple
機種名 | iPad |
メーカー | Apple(アップル) |
画面サイズ | 10.2インチ |
OS | iPad OS |
ストレージ容量 | 32GB/128GB |
メモリ | 非公開 |
防水性能 | 非公開 |
価格 | 38,280円(税込)〜 |
iPadシリーズの無印商品です。ハイスペックとはいえないものの、ミドルスペック製品としては十分なコストパフォーマンスを持ちます。
参考:iPad|Apple
iPad mini
機種名 | iPad |
メーカー | Apple(アップル) |
画面サイズ | 7.9インチ |
OS | iPad OS |
ストレージ容量 | 64GB/256GB |
メモリ | 非公開 |
防水性能 | 非公開 |
価格 | 50,380円(税込)〜 |
iPadシリーズの小型モデルです。画面サイズは7.9インチとスマホ寄りの大きさながらも、スペックは無印のiPadよりも高性能を誇ります。
iPad Pro
機種名 | iPad |
メーカー | Apple(アップル) |
画面サイズ | 11/12.9インチ |
OS | iPad OS |
ストレージ容量 | 128GB/256GB/512GB/1TB/2TB |
メモリ | 非公開 |
防水性能 | 非公開 |
価格 | 94,800円(税込)〜 |
iPadシリーズにおけるハイスペックモデルです。画面サイズは2種類から、ストレージ容量は5種類から選べます。自分の用途に必要なスペックまで引き上げて、購入するのがおすすめです。
Android&ChromeOSタブレットシリーズ
ここでは、AndroidOSまたはChromeOSを搭載したタブレットシリーズの人気機種を3つ紹介します。
Lenovo IdeaPad Duet Chromebook
引用:IdeaPad Duet Chromebook|Lenovo
機種名 | IdeaPad Duet Chromebook |
メーカー | Lenovo |
画面サイズ | 10.1 |
OS | Chrome OS |
ストレージ容量 | eMMC:128GB |
メモリ | 4GB |
防水性能 | 非公開 |
価格 | 44,880円(税込)〜 |
Lenovoが販売するChromeOSを搭載した2in1PCです。
ChromeOSとは、Googleが開発提供するChromeブラウザ検索に特化したOSです。
キーボードが脱着可能であり、ノートパソコンにもタブレットにもなる優れものです。
引用:IdeaPad Duet Chromebook|Lenovo
LAVIE T11
機種名 | LAVIEタブレット |
メーカー | NEC |
画面サイズ | 11.5 |
OS | Android OS |
ストレージ容量 | 128GB |
メモリ | 6GB |
防水性能 | 非公開 |
価格 | 43,780円(税込)〜 |
LAVIEが販売するAndroidOS搭載のタブレットです。
シンプルながらも、価格が安いことから、コストパフォーマンス面で人気を集める機種です。
HUAWEI MatePad
機種名 | MatePad |
メーカー | HUAWEI |
画面サイズ | 10.4インチ |
OS | Android OS |
ストレージ容量 | 64GB |
メモリ | 4GB |
防水性能 | 非公開 |
価格 | 33,880円(税込)〜 |
タブレット界のなかでも屈指のコスパを誇るHUAWEIのMatePad。
中国メーカーの製品であるため、安全性や耐久性に不安感を持つ人はいるものの、値段対性能を見れば現行の最強機種です。
Windowsタブレットシリーズ
ここでは、マイクロソフトのWindowsタブレットシリーズの人気機種を3つ紹介します。
Surface Laptop 4
機種名 | Surface |
メーカー | Microsoft(マイクロソフト) |
画面サイズ | 13.5/15インチ |
OS | Windows |
ストレージ容量 | 256GB/512GB/1TB |
メモリ | 8GB/16GB/32GB |
防水性能 | 非公開 |
価格 | 128,480円(税込)〜 |
マイクロソフトのSurfaceシリーズで、汎用性の高い機種です。
価格が高いのは否めませんが、WindowsOSと自社開発ハードウェアの親和性を考えると、他社のノートパソコンを凌駕するスペックです。
引用:Surface Laptop 4 技術仕様|Microsoft
Surface Go 2
機種名 | Surface |
メーカー | Microsoft(マイクロソフト) |
画面サイズ | 10.5 |
OS | Windows |
ストレージ容量 | eMMC:64GB
SSD:128GB |
メモリ | 4GB/8GB |
防水性能 | 非公開 |
価格 | 65,780円(税込)〜 |
Surfaceシリーズの最小型モデル。ストレージ容量もメインメモリも比較的少なめに設定し、価格を抑えた製品であるため、小さくてコスパに優れたものを欲しい人におすすめです。
引用:Surface Go 2 技術仕様|Microsoft
Surface Pro 7
機種名 | Surface |
メーカー | Microsoft(マイクロソフト) |
画面サイズ | 12.3インチ |
OS | Windows |
ストレージ容量 | 128GB/256GB/512GB/1TB |
メモリ | 4GB/8GB/16GB |
防水性能 | 非公開 |
価格 | 109,780円(税込)〜 |
Surfaceシリーズにおいて『Pro』の称号を持つ、ハイスペックモデルです。
豊富なカスタマイズ方法から、自分好みのスペックの製品を作り出せます。
参考:Surface Pro 7 技術仕様|Microsoft
まとめ
本記事では「タブレット」について詳しく解説しました。
大切なポイントをおさらいしましょう。
- タブレットとは、携帯性に優れた板状の一体型PC
- タブレットの選び方は、「OS」「ストレージ容量」「メモリ」「防水性能」「価格」の5種類
- たくさんのメーカーがタブレットを販売しているため、スペックを比較して自分好みの機種を選ぶべき
タブレットは、スマートフォン・ノートパソコンとはまた違った立ち位置のデバイスであり、ビジネスでもエンターテイメントでも活躍します。
もしタブレットが気になるようなら、本記事で紹介した人気機種はどれもおすすめ製品です。あなたの使用目的や用途にピッタリあった製品を選んで購入しましょう。