【2021年版】wimax(ワイマックス) プラン・機種・プロバイダーを徹底比較。おすすめをご紹介

wimaxとはKDDIの子会社である「UQコミュニケーションズ株式会社」が販売するWi-Fiルーターです。料金が安く使用エリアがでかいと人気が高まっています。
wimaxにはルーターやプランが複数あるのをご存じですか?今回はwimaxについて、細かく比較していきたいと思います。
wimaxってどうなの?
wimaxとはインターネットを利用するためのルーターです。一般的には持ち運びができるモバイルルーターが広く知られていますが、固定式のものもあります。
以下にwimaxのモバイルルーターの基本スペックをまとめました。
端末名 | wimaxW06 | wimaxWX06 |
下り最大速度 | 1.2Gbps | 440Mbps |
上り最大速度 | 75Mbps | 75Mbps |
使用回線 | wimax2+、au 4G LTE | wimax2+、au 4G LTE |
本体サイズ | 約128x64x11.9mm | 約111x62x13.3mm |
本体重量 | 約125g | 約127g |
機能面 | 高性能ハイモードアンテナ | 2.4GHz/5GHz同時利用 |
wimaxは工事なしですぐにインターネットを利用できます。
ポケットWi-Fiと似ている点がありますが、異なるのはキャリア回線を利用した通信に比べると音声よりもデータの通信に特化しているため、より高速通信が可能な点です。
wimaxのモバイルルーターには現在W06とWX06があり、より高速な通信を行いたい人にはW06がおすすめ。
一方でバッテリーはWX06のほうが長持ちするので、外出先で長時間利用する人のニーズにはこちらが合っているかもしれません。
wimaxのメリット
wimaxのメリットは以下に通りです。
- 広いエリアで利用ができる
- 月額データの容量に制限がない
- 料金が安い
このようなメリットを理由に、他の通信サービスから乗り替える人が続出しています。
それでは、このメリットを詳しく解説していきましょう。
広いエリアで利用可能
wimaxは利用できるエリアが広いです。主要都市部では人口カバー率が99%以上であり、現在は日本全国のほぼ全ての場所で利用することができます。
今でも地方に行くとwimaxがつながらない場所はありますが、需要が増えている背景があるので、利用できるエリアは現在も拡大中です。
地方でのwimax普及を目的として「地域wimax推進協議会」という団体も設立されているので、今後は地方でもますますつながりやすくなるでしょう。
月間データ容量に制限がない
wimaxには通常プラン(ライトプラン)とギガ放題プランがあり、ギガ放題プランの場合は月間データ容量の制限は基本的にありません。
ただし、3日間で利用データ容量が10GBを超えると最大速度1Mbpsという速度制限がかかますのでそこだけ注意が必要です。もしも最大速度1Mbpsという制限がかかったとしても、動画を通常画質で視聴する程度ならストレスなく利用できるので、実質ほぼ制限がないといって良いでしょう。
圧倒的に安い
wimaxは月額利用料金が圧倒的に安いこともメリットの1つです。
Broad wimaxならば月額2,999円(税込)から利用することができ、UQwimaxでも3年間の実質費用が3,090円であり、さらに30,000円のキャッシュバックもあります。
他のモバイルWi-Fiの月額料金は、Y!mobileが4,818円、限界突破WiFi(X-mobile)が3,850円、ポケットモバイルが3,718円といった料金になっており、wimaxが圧倒的に安いことが分かります。
wimaxのデメリット
多くのユーザーに好評を得ているwimaxですが、もちろんデメリットもあります。
- 壁などの障害物に弱い
- 接続台数に限りがある
- プロバイダー選びが困難
では、デメリットを詳しく見ていきましょう。
壁などの障害物に弱い
wimaxは直進性が高い準マイクロ波という電波の性質上、壁などの障害物に弱い傾向があります。
特にコンクリートの建物で窓が少なかったり、途中に木製のドアがあって閉まっていたり、断熱材や防音材を使用した壁に閉ざされた部屋、地下室などが対象です。
その場合はwimaxルーターを窓際に配置したり、途中のドアを開放したり、デバイスをルーターの近くまで持っていくなどの工夫が必要になります。
接続台数に限りがある
wimaxルーターに同時に接続できるデバイスの数には限りがあります。
この限度を超えると接続が不安定になったり、通信速度が遅くなったり、ウェブサイトが表示されないなどの不具合が起こります。
wimaxルーターはモバイル型で最大16台、ホームルーター型で最大20台までの接続が可能です。
あまりに同時接続台数が多くなる場合は、光回線を使った固定回線の利用を考えるなど、wimaxルーターの負荷を減らしましょう。
正し、普通に生活していく上では問題ない台数なので、さほど気にするデメリットでもなさそうです。
プロバイダー選びが困難
wimaxには多くのプロバイダーが存在しています。
しかし、ところがwimaxで利用する回線はどのプロバイダーで契約しても、利用環境が同じであれば基本的に使用感の違いはわかりません。
そのため、プロバイダーごとの違いが今一つユーザーに伝わりにくく、どのプロバイダーで契約すればよいのか悩む人も多いのではないでしょうか。
そのような時はプランや料金、キャッシュバックやキャンペーンなどのサービスをよく比較して検討する必要があります。
wimaxのプラン比較
wimaxには2つのプランがあります。
- 通常プラン
- ギガ放題プラン
それぞれのプランを詳しく見ていきましょう。
通常プラン
wimaxの通常プランは月額料金が安く抑えられたプランで、月間データ容量が7GBまでという制限があります。
制限に達すると最大通信速度が128Kbpsに下がってしまい、インターネットの利用が困難になるので、注意が必要です。
通常プランはインターネットをそれほど頻繁には利用しないが、あると便利だという人におすすめのプランです。
ギガ放題プラン
wimaxのギガ放題プランは月間データ容量の制限がない上級プランです。
そのため、インターネットを頻繁に利用する人に人気があります。
ただし3日間で10GBという制限があり、この制限に達すると最大通信速度が1Mbpsに下がってしまいます。
しかし最大通信速度1Mbpsというのは動画も通常画質ならばストレスなく視聴できる速度であり、非常に緩い制限といえるでしょう。
wimaxの機種比較
wimaxにはモバイルルーターとホームルーターがあり、モバイルルーターは持ち運びができてどこでも利用できるため、出張や旅行先などで使用も可能です。
それぞれどういった特徴があるのか、性能や特徴を詳しく解説します。
モバイルルーターならこれ
wimaxモバイルルーターの現行モデルとしては「Speed Wi-Fi NEXT W06」と「Speed Wi-Fi NEXT WX06」があります。
「Speed Wi-Fi NEXT W06」は高速通信に特化し、「Speed Wi-Fi NEXT WX06」はバッテリーが長持ちするので長時間の使用に向いています。
WX06は前モデルのWX05に比べると連続通信時間が長くなり、同時接続台数も増えました。
以下にそれぞれのスペックを詳しく見ていきましょう。
機種名 | Speed Wi-Fi NEXT W06 | Speed Wi-Fi NEXT WX06 |
端末画像 |
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発売開始日 | 2019年1月25日 | 2020年1月30日 |
本体サイズ | 約128x64x11.9mm | 約111x62x13.3mm |
本体重量 | 約125g | 約127g |
下り最大通信速度 | 1,237Mbps | 440Mbps |
上り最大通信速度 | 75Mbps | 75Mbps |
ハイパフォーマンスモード
での連続通信時間 |
5時間48分 | 8時間20分 |
エコモードでの連続通信時間 | 10時間 | 14時間 |
同時接続台数 | 16台 | 16台 |
クレードル対応可否 | × | 〇 |
【引用:UQ WiMAX公式】
ホームル―ターならこれ
wimaxホームルーターの現行モデルとしては「WiMAX HOME 02」と「Speed Wi-Fi HOME L02」があります。
この両機種を比較すると、「Speed Wi-Fi HOME L02」のほうが通信速度がかなり速く、3倍ほどの差があり、同時接続台数も2倍となっています。
一方で「WiMAX HOME 02」はコンパクトなサイズで、新機能のスマートスピーカーを利用することができます。
それぞれのスペックを見ていきましょう。
機種名 | WiMAX HOME 02 | Speed Wi-Fi HOME L02 |
本体画像 |
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発売開始 | 2020年1月 | 2019年1月 |
本体サイズ | 約50x118x100mm | 約93x178x93mm |
本体重量 | 約218g | 約436g |
下り最大通信速度 | 440Mbps | 1,237Mbps |
上り最大通信速度 | 75Mbps | 75Mbps |
同時接続台数 | 20台 | 40台 |
スマートスピーカー対応 | 〇 | × |
【引用:UQ WiMAX公式】
wimaxのプロバイダー比較
【おもなプロバイダーの料金比較表】
プロバイダー | 月額料金 |
Broad WiMAX | 2,999円〜 |
GMOとくとくBB WiMAX2+ | 3,969円〜 |
BIGLOBE WiMAX2+ | 4,378円 |
UQ WiMAX | 4,268円 |
So-net モバイル WiMAX2+ | 3,700円〜 |
DTI WiMAX2+ | 3,850円〜 |
カシモWiMAX | 3,97195円 |
TikiモバイルWiMAX | 4,389円 |
au | 4,721292円 |
Vision WiMAX | 1,5295,286円〜 |
※価格は全て税込です。
月額料金では特にBroad WiMAXが安くなっており、多くのユーザーの支持を獲得しています。
他にも魅力的なキャッシュバックやサービスを行っているプロバイダーもあります。
以下で各プロバイダーの特徴をご紹介します。
1.Broad WiMAX
【引用:Broad WiMAX公式】
料金の安さで高い支持を得ているBroad WiMAXは月額2,726円から利用することができ、5,000円のキャッシュバックや初期費用無料キャンペーンなどお得なサービスが魅力です。
2.GMOとくとくBB WiMAX2+
【引用:GMOとくとくBB公式】
wimaxプロバイダーの中でも特に高い人気を誇るGMOとくとくBBでは執筆時で30,000円ものキャッシュバックを行っていました。こちらのキャンペーンは、月によって料金が変わるので、申し込みの際は事前に確認しておくと良いでしょう。
また、申し込みから20日以内なら契約をキャンセルすることも可能です。
3.BIGLOBE WiMAX2+
【引用:BIGLOBE WiMAX2+公式】
BIGLOBEでwimaxを契約すると1年契約となり、これは他社と比較すると異例の短期契約で、さらにデータ端末の同時申し込みで17,000円のキャッシュバックがあります。
4.UQ WiMAX
【引用:UQ WiMAX公式】
wimaxの正規取扱企業であるUQコミュニケーションズではwimaxの契約期間が2年間で、月額料金はやや高額ですが、正規ならではの安心感もあります。
5.So-net モバイル WiMAX2+
【引用:So-net公式】
So-netでwimaxを契約すると最大5台までにインストールできるセキュリティソフトのカスペルスキーが利用可能で、無料で相談ができるSo-net安心サポートやSo-netくらしのお守りワイドなどもあります。
6.DTI WiMAX2+
【引用:DTI WiMAX2+公式】
DTI WiMAX2+では契約から最大で2カ月間も月額料金が無料となり、最新機種でも端末料金が無料で、通常月額料金は2,849円からとなっています。
7.カシモWiMAX
【引用:カシモWiMAX公式】
カシモWiMAXは契約初月が1,518円と安く、その後も月額3,971円とお値打ちで、端末代金も送料も無料というサービスを行っています。
8.TikiモバイルWiMAX
【引用:TikiモバイルWiMAX公式】
TikiモバイルWiMAXはauスマートバリューmineに対応しており、期間限定で月額料金の割引を行っています。
9.au
【引用:au公式】
auでwimaxを契約した場合はハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードがあり、ハイスピードモードは月間データ容量制限がなく、ハイスピードプラスエリアモードには月間7GBの制限がありますが4G LTE回線の利用が可能です。
10.Vision WiMAX
【引用:Vision WiMAX公式】
Vision WiMAXは契約した月の利用料が無料で、他社からの乗り換え時の解約料金を負担するサービスを行っています。
まとめ
ポケットWi-Fiと呼ばれるモバイルルーターはwimax以外にも多く存在していますが、月額料金や通信速度などの視点からwimaxを選択するユーザーが多くなってきています。
wimaxの中でもいくつかの機種やプランがあり、たくさんのプロバイダーが存在するので、ご自分の利用環境に合った端末やプロバイダーを見つけて契約するとよいでしょう。