Pocket Wi-Fi各社おすすめはどれ?特徴を解説!

昨今、テレワーク推奨の流れもあって、Pocket Wi-Fiの購入を検討している人も多いかと思います。しかし、Pocket Wi-Fiの種類が多すぎて、どれが良いのか、わからないという人もいるでしょう。そこで今回は、Pocket Wi-Fiの特徴や選ぶポイント、おすすめなどをご紹介します。
目次
Pocket Wi-Fiの選び方は?メリット・デメリットとともに主要各社の比較を紹介!
Pocket Wi-Fiを選ぶときには注意しておきたいポイントがいくつかあります。
まずは、Pocket Wi-Fiの特徴やメリット・デメリットを見てみましょう。
そもそもPocket Wi-Fiって?
Pocket Wi-Fiとは、持ち運びができるWi-Fi通信端末のことで、Wi-Fiルーターとも呼ばれています。
現在は数十社にも及ぶプロバイダからPocket Wi-Fiのサービスが提供され、それぞれが独自の特徴を持っており、しのぎを削っています。
以下に、主なPocket Wi-Fiの基本スペックを表にまとめました。
Pocket Wi-Fi | 月額料金 | 月間通信容量 | 最大通信速度 | 利用回線 |
Broad WiMAX | 2,999円 | 無制限(3日で10GB) | 1,237Mbps | WiMAX/au |
Mugen Wi-Fi | 3,718円 | 100GB | 150Mbps | クラウドSIM |
au | 4,856円 | 100GB以上 | 1,237Mbps | WiMAX/au |
docomo | 7,205円 | 30GB | 1,288Mbps | docomo |
ソフトバンク | 5,280円 | 50GB | 612Mbps | ソフトバンク |
Rakuten Wi-Fi
|
3,278円 | 楽天回線エリア無制限
(エリア外:5GB) |
150Mbps | 楽天回線
3大キャリア |
それぞれのPocket Wi-Fiの特徴は、月額料金がお値打ちであったり、月間通信容量の制限に差があったり、最大通信速度または回線の安定性などに表れています。
Pocket Wi-Fiはテレワークをする人はもちろん、出張・旅行など遠出をすることが多い人、インターネット環境のない場所に行く機会が多い人などにおすすめできます。
Pocket Wi-FiとWiMAXとモバイルWi-Fiの違いって何?
Pocket Wi-Fiという名称は元々はワイモバイルの商品名ですが、通称として持ち運びのできるWi-Fiルーター全般のことを指す場合もあります。
モバイルWi-Fiとは持ち運びのできるWi-Fi通信端末(ルーター)のことで、Pocket Wi-Fiとほぼ同一の意味です。
また、WiMAXもWi-Fiルーターの一種で使用目的は基本的に同じですが、利用する電波が違います。
Pocket Wi-Fiはau・docomo・ソフトバンクの各キャリアの回線を利用して通信を行いますが、WiMAXはWiMAX2+という専用の回線を利用して通信を行っています。
Pocket Wi-Fiのメリット
Pocket Wi-Fiにはいくつかのメリットがありますが、家でも外でもインターネットを利用できるのが最大のメリットといえるでしょう。近年のPocket Wi-Fiは、固定回線との差がないほど高速通信も可能になってきています。
また、近年は外出した際、フリーWi-Fiのある場所もありますが、通信速度や安全性に問題があるため、Pocket Wi-Fiを選ぶ人が増えているようです。
その他、Pocket Wi-Fiは設定がとても簡単で気軽に利用できるところもメリットです。
光回線などの固定回線と違って、開通工事が必要ないので、すぐに利用することができます。
ここでは、それぞれのメリットについて詳細をご紹介します。
家でも外でもネットが使える
Pocket Wi-Fiの最大のメリットといえば、持ち運びができてどこでもインターネットが利用できるところです。
もちろん家でも使用できるので利用価値が高く、外出先では安全性に問題があるフリーWi-Fiを利用しなくてもインターネットを利用できます。
モバイルバッテリーを使用すれば外出先で長時間の利用も可能になります。
設定がとても簡単
固定回線の場合は、開通工事が必要になるので、工事のための料金が別途でかかりますし、工事には、作業時間はもちろん待ち時間も必要で、繁忙期には1ヶ月ほど待たされることもあります。その点、Pocket Wi-Fiは開通工事が必要ないので、開通までの待ち時間や料金はかかりません。難しい設定も必要なく、入手したその日からインターネットを利用することができます。
Pocket Wi-Fiのデメリット
Pocket Wi-Fiは便利ですが、利用するにあたってデメリットになることもあります。
おそらく利用していて最も感じるデメリットは、固定回線に比べると回線が不安定なことでしょう。
電波を利用して行うインターネットですから、やむを得ない面もあります。
また、Pocket Wi-Fiは、持ち運びができるという反面、常に持ち運ばなければならないのでそれ自体がストレスになる可能性もあります。
バッテリーの残りを常に気にしていなければならないことも、固定回線にはないデメリットです。
以下で、それぞれのデメリットについて詳細をご紹介します。
固定回線に比べて不安定
Pocket Wi-Fiのデメリットとして、固定回線に比べると回線が不安定であることが挙げられます。
近年、データ上の最大通信速度は光回線と、そんなに差がないところまで来ていますが、実際の通信速度は最大速度までいかないことが多いです。
また、利用者が多い場所で、Pocket Wi-Fiを利用すると不安定になることがあるなど、固定回線に比べると安定してインターネットを利用できないケースがあります。
常に持ち運ばなければならない
Pocket Wi-Fiのデメリットの1つとして、常に持ち運ばなければならないということがあります。
携帯性に問題があると、かさばって邪魔になりますし、最悪の場合は外出先に置き忘れてしまうということもあります。
また、バッテリーの残りを常に気にしておく必要があることも、持ち運んで外出するときにはデメリットになります。
Pocket Wi-Fiの選び方
Pocket Wi-Fiを選ぶときには注意しておくとよい点がいくつかあります。
まず、自分に合った使い方の容量で選ぶということです。
月間の利用データ容量が制限されている場合は、自分の利用形態と合っているのかを調べておく必要があります。
次に、実際の料金がお値打ちかどうかをよく検討しておくことです。
料金プランは各プロバイダで、さまざまな形があるので、よく比較する必要があります。
また、契約期間のある契約にするのか、契約期間の縛りのない契約にするのかも検討しておくとよいでしょう。
ここでは、それぞれの選び方のポイントについて詳細をご紹介します。
自分にあった使い方の容量で選ぶ
Pocket Wi-Fiは、契約するプロバイダによって1ヶ月に利用できるデータ容量が違います。
自分の使い方に合ったデータ容量を選ばないと、無駄に高額な料金を払うことになってしまったり、逆にデータ容量が足りなくて利用制限がかかってしまったりすることがあります。Webサイトの閲覧やSNSの利用などがメインの人と、頻繁に動画を見たりゲームなどをする人では、利用するデータ容量がかなり違ってきます。そのため、契約の前には自分がどれくらい必要なのか把握しておくようにしましょう。
実際の料金は安い?
Pocket Wi-Fiは、さまざまな料金形態があり、さらに割引やキャンペーンもあるので月額料金はよく比較検討する必要があります。
契約するプロバイダを決定するときに、通信環境に致命的な欠点がない限りは、料金が最も重要なポイントになります。
また、割引やキャンペーンは受けるためにはいくつか条件がある場合もあるので十分注意しましょう。
速度に問題はない?
Pocket Wi-Fiを、選ぶときに気になるのは通信速度でしょう。各プロバイダが発表している最大通信速度は、あくまでも理論上の数値であり、実際の環境下でどのくらいの通信速度が出るのかが重要です。
実際の通信速度を知るためには、利用しているユーザーの口コミや、引用:みんなのネット回線速度というサイトを参考にしてみるのもよいでしょう。
契約期間はどれくらい?
Pocket Wi-Fiは通常、2年~3年の契約期間が定められているプロバイダが多いですが、契約期間の縛りがないプロバイダも存在します。
ただし、契約期間の縛りがない場合は月額料金が割高になります。
逆に、契約期間の定められた契約は月額料金が割安な代わりに、解約時の違約金が発生します。どちらの形で契約するかは、ユーザーの利用形態によって決めるとよいでしょう。
主要モバイルWi-Fi 比較一覧表
【基本スペック】
Pocket Wi-Fi | 下り平均速度 | 上り平均速度 | 契約期間 |
Broad WiMAX | 42.68Mbps | 4.88Mbps | 3年 |
Mugen Wi-Fi | 18.24Mbps | 9.98Mbps | 2年 |
au | 55.08Mbps | 5.22Mbps | 2年 |
docomo | 29.6Mbps | 8.08Mbps | 2年 |
ソフトバンク | 49.57Mbps | 14.65Mbps | 2年 |
Rakuten Wi-Fi | 朝51.5Mbps
|
22.2Mbps | なし |
1.Broad WiMAX
数あるWiMAXのプロバイダの中では月額料金の安さやキャンペーンなどが魅力的で、高い人気を誇るサービスです。
wimax2+回線とauの4GLTE回線を利用できるので、幅広いエリアをカバーしています。
Mugen Wi-FiはクラウドSIMのPocket Wi-Fiの中では月額料金がお値打ちで、データ容量も大きいのでおすすめできるサービスです。
ただしクラウドSIMのPocket Wi-Fiは通信速度が若干遅いという特徴もあります。
3.au
引用:au公式
auから提供されるPocket Wi-FiはWiMAXと同じサービスで、wimax2+回線とauの4GLTE回線を利用して通信を行います。
auのスマートフォンを利用しているユーザーには割引があり、auユーザーに特におすすめできるPocket Wi-Fiです。
4.docomo
引用:docomo公式
docomoのキャリア回線を利用したPocket Wi-Fiで、キャリア回線ならではの安定感があります。
docomoのスマートフォンを利用しているユーザーには割引があり、ドコモユーザーにおすすめです。
5.ソフトバンク
引用:ソフトバンク公式
ソフトバンクのキャリア回線を利用したPocket Wi-Fiで、キャリア回線ならではの安定感があります。
auやdocomo同様に同じキャリアのスマートフォンを利用しているユーザーには割引があるので、特にソフトバンクユーザーの方にはおすすめできるPocket Wi-Fiです。
楽天が新しくサービスを開始したPocket Wi-Fiで、3大キャリアの回線も利用できるので幅広いエリアでの利用が可能です。
また、契約期間の縛りがないなど魅力的な点もあります。
まとめ
Pocket Wi-Fiは、どこでもインターネットが利用できて、設定も楽である反面、固定回線に比べると回線が不安定であったり、ルーターを持ち歩かなくてはいけないというデメリットもあります。
Pocket Wi-Fiには、他にも数多くのプロバイダがあり、それぞれに特徴があるので、ユーザーの利用環境に合ったものを選ぶことが充実したインターネットライフを送ることにつながります。
この記事でご紹介した、プロバイダごとの月間データ容量や契約期間、月額料金や通信速度などを参考にしていただき、ご自分に合った、Pocket Wi-Fiを見つけてみてください。