ポケットWi-Fiって購入した方が安い?お得に使う方法をご紹介

場所を問わずWi-Fiに接続ができ、ノートパソコンやタブレットもインターネットに繋げることができるポケットWi-Fi。キャリアで契約して端末も購入するのが一般的ですが、ポケットWi-Fiの端末を自分で購入して利用することも可能です。今回は、端末を自分で購入するメリットやお得に使う方法を解説いたします。
目次
ポケットWi-Fiを使う方法は2つ
ポケットWi-Fiを使う方法は一般的に2つあります。「端末をレンタルする」方法と「端末を購入する」方法の2パターンです。
ここでは、それぞれのメリットや特徴について解説いたします。まずは両者の違いを頭に入れてから選ぶようにしましょう。
1.端末をレンタルする
最近は事業者によりますが、ポケットWi-Fi端末をレンタルするという形式を採用しているところが多いです。
レンタルの場合は、基本的に端末代金が無料というのが特徴です。
通常2〜3万円かかる端末購入費用が無料になるので、結果的に毎月発生請求料金を抑えることができます。
とはいえ、レンタルなので、契約終了時に端末を返却する必要があります。その場合、自分で発送手続きなどを行わなければならず、少し手間がかかってしまうでしょう。
このようなことから、レンタルはメリットとデメリット両方がはっきりとしているといえるかもしれません。
2.端末を購入する
レンタルではなく、端末を購入させる事業者も多いです。特にWiMAX系の事業者に多く、端末購入なので端末代も支払わなければなりません。
ただし、事業者によっては、端末代無料キャンペーンなどを開催しているケースもあるため、契約手続きを進める前にしっかりと確認するようにしましょう。
端末購入のメリットは、やはり端末が「自分のもの」になるということです。
解約後に返却する必要はなく、そのまま自分の所有物にすることができます。
デメリットはやはり高額な端末代が必要だということでしょう。こちらに関してはキャンペーンをうまく活用したいところです。
また、中古でWi-Fi端末を購入し、SIMカードだけを事業者からレンタルするという方法もあります。SIMカードのみのプランは端末レンタルよりもさらに月額が安くなる傾向にあるので、最もコスパを重視されるユーザーにはこの方法が選ばれているようです。
自身で購入した端末なら、故障や紛失の際に事業者への修理費や違約金が発生しないこともメリットと言えるでしょう。
端末を購入した方が安いってホント?
ポケットWi-Fiを使うとなると、やはり気になってくるのが費用面でしょう。毎月料金が発生するので、極力安く抑えたいものです。
では、端末を購入した場合はどうなるのでしょうか。
結論からいうと、それは当たり前ですが事業者によります。
そもそも端末を購入しても、SIMだけプランを提供しているプロバイダが少ないということもあるため、端末を持っていれば安く使えるというわけでもないでしょう。
ただし、端末に対応したプリペイドSIMなどを購入すれば短期的に見た場合、安く使えるケースもあります。
高性能な中古品を安く買うとお得
端末を持っていてもメルカリやラクマなどで中古品が結構な数で出品されています。そのため中古品であれば、高性能端末も安く手に入りやすい傾向にあります。
また、回線速度が早いものを入手しやすく、新品で買うよりも圧倒的に低価格で購入できるでしょう。ただ中古品はバッテリーが劣化していることも多いので、購入前に出品者に確認するなどしてよく注意して購入しましょう。
おすすめポケットWi-Fi端末
ここでは、おすすめのポケットWi-Fi端末を紹介いたします。
端末のスペックや対応回線を含め、3つの端末をチェックしていきましょう。
まずは基本情報を表にまとめましたので、ご確認ください。
※なお、金額は2021年8月時点のものになります。
おすすめ1:HUAWEI Mobile WiFi E5785
引用元:https://consumer.huawei.com/jp/routers/e5785/
商品サイト:https://www.yodobashi.com/product/100000001005710317/
HUAWEI Mobile WiFi E5785 | |
価格(税込) | 10,800円 |
SIM種別 | microSIM |
対応バンド | B1/B3/B5/B7/B8/B20/B28/B32/B18/B19/B41/B42 |
最初におすすめするのがHUAWEIのHUAWEI Mobile WiFi E5785です。
その特徴はSIMフリーであるということです。そのため、SIM契約時にキャリアを気にする必要がありません。
ただし、楽天モバイルについては楽天回線のBand 3のみで、パートナー回線は拾えないので注意しましょう。
また、バッテリーについては3,000mAhの大容量を搭載しており、長時間通信にも耐えられるタフなモバイルルーターになっています。
おすすめ2:Aterm MP02LN
引用元・商品サイト:NECプラットフォームズ Aterm モバイルルーター MP02LN SW メタリックシルバー PA-MP02LN-SW│Amazon公式サイト
Aterm MP02LN | |
価格(税込) | 7,340円 |
SIM種別 | microSIM |
対応バンド | B1/B3/ B19/B26 |
本機種は楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VIユーザーにおすすめです。
楽天回線のBand 3はもちろん、パートナー回線のau回線も拾うことができるので、場所を問わず広範囲で安定した電波を利用できます。
さらに、Rakuten UN-LIMIT VIであれば楽天回線ならデータ無制限に使用できるので、もうギガの消費を気にする必要はありません。
お住まいの地域が楽天回線の対応エリアであれば、特におすすめできるポケットWi-Fi端末でしょう。
おすすめ3:GlocalMe U3
引用元:GlocalMe U3【公式販売】GlocalMe U3 Black(黒) モバイル WiFi ルーター SIMフリー│Amazon公式サイト
GlocalMe U3 | |
価格(税込) | 17,000円 |
SIM種別 | クラウドSIM |
対応バンド | B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B9/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B66 |
最後におすすめするのはGlocalMe U3です。
本機種はクラウドSIM端末であるため、物理的なSIMカードは不要なのが特徴で、140ヵ国以上での使用に対応しているため、海外旅行などの際に重宝するでしょう。
新品を購入すれば最初から1GBのデータ量が付随しているので、購入したらすぐに使用できます。なお、容量の追加購入はGlocalMeアプリから追加で購入可能です。
おすすめSIMカードレンタル
ここからはSIMカードレンタルに注目していきます。端末を購入した場合はSIMカード単体で契約をする必要が生じてきます。では一体どこがおすすめでしょうか?
まずは下記の表に料金などの基本情報をまとめましたのでご確認ください。
楽天モバイル | BIGLOBE WiMAX2+ | Chat WiFi | |
月額(税込) | 0円~3,278円 | 4,378円 | 3,278円 or 3,718円 |
データ量 | 無制限 | 3日間通信量10GB以上 | 25GB or 50GB |
通信規格 | LTE | WiMAX・LTE | LTE |
契約期間 | 縛りなし | 1年 | なし |
おすすめ1 :Rakuten UN-LIMIT VI
引用元:Rakuten UN-LIMIT VI│楽天モバイル公式サイト
最初におすすめするのは、楽天モバイルが提供しているRakuten UN-LIMIT VIになります。
Rakuten UN-LIMIT VIは従量課金制となっています。
1GBまでは0円のため、使わなかった月に余計な出費が発生しないのでお得でしょう。
また、20GB以上は3,278円(税込)でデータ無制限に使用可能です。
3,278円で容量無制限のポケットWi-Fiを契約できるということで、非常にコスパが高いポケットWi-Fiだといえます。
できるだけ費用を抑えたいという方や、とにかくデータ容量が大きい方がいい、もしくは無制限のプランがいいという方におすすめです。
おすすめ2:BIGLOBE WiMAX2+
引用元:BIGLOBE WiMAX2+│ WiMAX公式サイト
WiMAX系事業者のなかでSIMのみの契約ができ、1年契約という特徴を持っているのがBIGLOBE WiMAX2+になります。
初月無料で、2ヶ月目以降は4,378円(税込)で利用が可能です。
仮に1年未満でも解約金は1,100円(税込)なので、途中解約がしやすいサービスだといえるでしょう。
また、WiMAXなので通信速度も比較的速いです。
初月の月額料金は無料ですが、事務手数料3,300円(税込)は発生するので覚えておきましょう。
おすすめ3 :Chat WiFi
Chat WiFiはSIMのみで20GBプラン2,480円(税込)、50GBプランを3,718円(税込)で提供しています。
3大キャリアのメイン回線を使用でき、安定した高品質と信頼性の高い回線で通信が行えるのが特徴です。
契約期間の縛りもないため、いつでも解約ができるというのも大きなメリットでしょう。
ただし注意しなければならないのが、SIMカードがレンタルという形式になっていることです。解約時はSIMカードを返却する必要があるので注意しましょう。
中古品購入にはデメリットも
ここまでおすすめのポケットWi-Fi端末を紹介してきました。ただ中古品購入にはデメリットも存在します。
デメリットとして挙げられるのは下記の2点です。
・最新の通信規格に対応していない
・故障時の保証や対応はしてもらえない
ここでは、それぞれのデメリットについて、解説します。
最新の通信規格に対応していない
まず知っておきたいのが「最新の通信規格に対応していない」というデメリットがあるということです。
中古品のため最新機器ではなく、比較的型落ちの機種が出品されていることが多い傾向にあります。
特に近年では次世代の通信規格・5Gに対応しているポケットWi-Fi端末も販売されているなか、大半の中古品は5G未対応の型落ち品ばかりです。
この点についてはどうすることもできないため、中古品の購入を検討している人はそのことを了承したうえで購入するようにしましょう。
故障時の保証や対応はしてもらえない
またもう一点重要なのが保証面の問題です。
通常、キャリアで購入した場合や端末保証オプション等に加入していた場合、故障や紛失をしてしまった場合にも手厚いサポートを受けられます。
場合によっては端末を交換してくれることもあるでしょう。
しかし、中古品は基本的に保証がありません。
もし買ったばかりなのに故障してしまったという場合でも、メーカーの対応は受けられないため、自身で対処するしかありません。
可能であれば購入前に商品の状態や使用年数、実物の写真を注意深く見るようにし、気になることは出品者に質問するようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、ポケットWi-Fi端末を「購入」することについて注目してきました。
端末レンタルの場合でも、購入の場合でも、それぞれにメリット・デメリットがあります。
また、購入の場合はSIMだけを入手する必要が生じてくるので、自ずとプロバイダが絞られてくるということも覚えておきましょう。
これらの内容を参考にしながらうまくポケットWi-Fiを活用して、より便利なデジタルライフを楽しんでください。