ポケットWi-Fiに5G対応機種登場!5Gの基本情報と提供各社の徹底解説

5Gが普及しつつある2021年、対応スマホや料金プランが続々と登場しています。

そんな中、ポケットWi-Fiにおいても5G対応機種・プランが登場していることはご存知でしょうか。

 

本記事では5Gそのものに関する簡単な解説に加え、対応している主要キャリア4社とWiMAXを取り扱う事業社をいくつかご紹介いたします。

ポケットWi-Fiに5Gが登場! 

スマホが普及している世の中において、現在最も一般的かつ誰もが利用しているであろう回線は「4G」でしょう。2013年頃より普及が始まり、今では日本全国、大半の場所で4G回線を利用でき、ポケットWi-Fiも大抵は4G回線を利用しています。

 

しかし、5G事業開始に伴い、ポケットWi-Fiでも5Gを利用できるよう提供を開始した事業者が存在することはご存知でしょうか。今回はそんな5Gを利用できる事業社を紹介いたします。

 

そもそも5Gって何?

さて、そもそも「5G」という言葉は、当たり前のようにニュースやSNSなどで見かける単語ですが、一体何なのでしょうか。

一言で言い表すのであれば「次世代の超高速通信」といったところでしょう。

 

現在主流の4G LTEとは比較にならないほどの超高速通信が可能なのが特徴で、2時間ほどの映画が数秒、つまり一瞬でダウンロードできてしまうほどの早さがあります。

最大下り速度は「10Gbps」という驚異的なスピードを誇り、これがどれくらい速いかというと、理論上1秒で1GB以上の通信ができるといわれています。また、将来的には20Gbpsまで速度が上がるともいわれており、その圧倒的なスピード感が分かります。

 

ちなみに、5Gの正式名称は「第5世代移動通信システム(5th Generation)」です。使う機会はあまりないかもしれませんが、予備知識の1つとして頭の隅にでも置いておくといいかもしれません。

 

5Gの基本情報

5Gは主に3つの特徴があります。

 

・超高速

・超低遅延

・多数同時接続

 

上記3点です。

超高速は既にお伝えした通り、最大の下り速度が10Gbpsが可能です。2時間の映画が数秒でダウンロードできるということからその速さが分かります。

 

超低遅延というのも字の通りの意味となっており、通信の遅延が非常に少ないため、ゲームやライブ放送などがよりリアルタイムに近づきます。

 

多数同時接続というのもそのままの意味で、たくさんの機器を同時にネットワークに接続することができます。

 

5Gにすると何が変わるの?

 

近年、ニュースやメディアでも「5G」は大きく取り上げられてといますが、では一体5Gが普及すると具体的に何が変わるのでしょうか。

ダウンロードの高速化は誰もが分かりやすい恩恵ですが、他にもあります。

 

例えば、スポーツやコンサートなどの楽しみ方の幅が広がるという点です。現地観戦を含め、5G通信を利用することで同時に様々な角度のカメラから映像を楽しめるのではないか、と言われています。しかも低遅延なので、ラグもなくリアルタイムで楽しめるでしょう。

 

また、情報量の多い4K、8Kがもっと扱いやすくなりますし、車の自動運転技術にも活かされるといわれています。さらに医療分野でも遠隔医療への活用が期待されており、今後さまざまなことに5Gが関わってくるでしょう。

 

各社の5G対応ポケットWi-Fiを紹介!

それでは、実際に5Gを使えるキャリア・事業社をチェックしていきましょう。今回は主要キャリアであるMNO4社と、WiMAX事業社で5Gを提供している3社の5Gプランについて紹介します。

ドコモ

引用元:docomo公式サイト

やはり最初にチェックしておきたいのはドコモでしょう。

ドコモでは、2種類の5G対応ポケットWi-Fiを提供しています。

 

  • Wi-Fi STATION SH-52B
  • Wi-Fi STATION SH-52A

 

ドコモの5GポケットWi-Fiを利用するためには、機種の購入とセットで、スマホと同様の5Gプランを契約する必要があります。

そのプランがドコモの5Gプラン「5Gギガホ プレミア」と「5Gギガライト」です。

 

5Gギガホプレミアは4Gを含め通信量無制限というのが最大の特徴です。高速通信をデータ量を気にすることなく存分に楽しむことができるでしょう。ただし、大容量で使用でき便利な反面、料金が高額なのがネックです。料金は2021年12月時点で月額7,315円(税込)となっていますが、月間データ使用量が3GBまでであれば5,665円(税込)に抑えられます。

 

対して5Gギガライトは、7GBまで細かく分けた従量課金制プランです。下記に料金表を記載しましたのでご確認ください。

 

通信量 料金(税込)
~1GB 3,465円
~3GB 4,565円
~5GB 5,665円
~7GB 6,765円

 

ギガホプレミアと比較すると安価なように見えますが、ギガライトはデータ使用量上限が7GBなのでご注意ください。7GBを超過すると送受信最大128kbpsという通信制限が実施されます。

 

au

引用元:au公式サイト

auも、5G対応のポケットWi-Fiを機種とプランのセットで提供しています。

 

2021年12月現在auが取り扱っている5G対応ポケットWi-Fiは以下の2機種です。

 

  • Speed Wi-Fi 5G X11 NAR01
  • Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01

 

auの5GポケットWi-Fiを利用するには、「モバイルルータープラン 5G」への加入が条件となっています。

月額の基本使用料金は税込5,458円です。

スタンダードモードでの利用に限って、月間のデータ容量上限無しと、実質無制限で5Gが利用できます。

 

ソフトバンク

引用元:softbank公式サイト

5G通信に関する宣伝に力を入れているソフトバンクでも、5G対応のポケットWi-Fiが機種とプランのセットで利用可能です。

 

ソフトバンクが2021年12月時点で提供している5G対応のポケットWi-Fiは以下の2機種です。

 

  • Pocket WiFi 5G A101ZT
  • Pocket WiFi 5G A004ZT

 

こちらの機種を使用するには、他のキャリアと同様プランの加入が必要となります。

プランは2種類あり、「データ通信専用50GBプラン」と「データ通信専用3GBプラン」です。

5Gの場合は月間3GBではデータ容量が足りなくなる可能性が高いので、50GBを選ぶ方が多いでしょう。

各プランの月額料金は以下です。

プラン名 月額料金(税込)
データ通信専用50GBプラン 5,280円/月
データ通信専用3GBプラン 1,408円/月 

 

3大キャリアを比較すると、ドコモが少々割高で、auとソフトバンクがほぼ同じ価格帯といった結果になりました。

 

Broad WiMAX

引用元:Broad WiMAX公式サイト

さて、ここからはWiMAX系の事業社が提供している5Gプランに注目していきましょう。まずはBroad WiMAXです。

 

Broad WiMAXは5G対応プランを2種類提供しています。

プラン名は「ギガ放題プラスDX(3年)プラン」と「ギガ放題プラス(2年)プラン」です。

名前の通り、料金は利用期間によって変動するので、下記の表をご確認ください。

プラン名 月額料金(税込)
ギガ放題プラスDX(3年)プラン 初回+1~2ヶ月目 2,090円

3~36ヶ月目以降 3,894円

37ヶ月目以降 4,708円

ギガ放題プラス(2年)プラン 初回+1~2ヶ月目 2,999円

3~24ヶ月目以降 4,634円

25ヶ月目以降 5,313円

 

Broad WiMAXは端末代金が無料なのが特徴です。5G対応ポケットWi-Fi端末を無料で入手できるというのは大きなメリットでしょう。ただし、その分月額利用料金が高めとなっています。

データ量は制限なしとありますが、直近の3日間で15GB以上通信すると翌日の夜、1Mbpsに通信制限が実施されるので注意しましょう。

UQ WiMAX

引用元:UQ wimax公式サイト

WiMAXの本家ともいうべき存在「UQ WiMAX」も当然5Gプランを提供しています。

 

UQ WiMAXの5G対応プランは「ギガ放題プラス」です。

通常月額料金は税込4,818円のところ、2021年12月時点で「5Gはじめる割」のキャンペーンが行われています。こちらが適用され、当月から25ヶ月目まで税込4,268円で利用が可能です。

なお、26ヶ月目以降は税込4,818円となっています。

月額料金は最安値ではありませんが、契約期間のトータルでいうと今回ご紹介しているWiMAX事業者の中では最も低価格です。

 

しかし、UQ WiMAXは端末代金を別途支払う必要があります。ポケットWi-Fiで5Gに対応している「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」は税込21,780円になるので、プラン料金だけに釣られないよう注意しましょう。

カシモWiMAX

引用元:カシモwimax公式サイト

業界最安級を謳うカシモWiMAXも5G対応プランを提供中です。

 

カシモWiMAXの5G対応プランは「5Gギガ放題プラン」。非常にシンプルな料金体系で、1ヵ月目以降は税込4,455円から変わらず据え置き価格となっています。

Broad WiMAXなどWiMAXを取り扱う事業社は契約期間で料金が変動するプランを提供しているケースが多いですが、カシモWiMAXは据え置きなので分かりやすいでしょう。

 

加えて端末代金も無料なので、5G対応モバイルルーターを無料で入手できます。ただし3年契約で、更新月以外での解約は最大税込20,900円という高額な契約解除料が請求されてしまうのでご注意ください。一定期間確実に使うことが分かっているのであれば、カシモWiMAXはお得に契約できる事業社でしょう。

 

5GポケットWi-Fiの注意点とは?

引用元:UQ waimax公式サイト

さて、ここまで5Gに対応しているキャリアやポケットWi-Fi(WiMAX)について注目してきました。次世代の超高速通信が使える5G対応プランですが、デメリットともいえる注意点があるのも事実です。

デメリットも下記に記載しておきますので、しっかり把握しておきましょう。

1.使用可能エリアが狭い

最も大きなデメリットともいえるのが、スマホでもよくみられるそもそも「5G通信できるエリアが狭い」というポイントになります。

 

少しずつ拡大していますが、まだまだ5Gが使えるエリアは日本全国の極々限られた一部エリアのみ、という状況です。せっかく5G対応プランを契約していても、5G通信ができなければ意味がありません。

 

5Gを必ず使用したいという人はそもそも自分の生活圏内が5Gエリアに含まれているか確認してみるといいでしょう。

2.5G対応機種が少ない

また、そもそも5Gに対応している機種が少ないというのもネックです。スマホの場合は5G対応スマホが続々と登場していますが、ポケットWi-FiでWiMAX事業社から購入・無料で貰えるのは現状「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」と「Speed Wi-Fi 5G X11」のみとなっています。

 

まだまだ対応機種が出揃っている段階ではないため、今後更にスペックの高い機種が登場する可能性もあることは念頭に置いておきましょう。

3.バッテリー持ちが悪い

ポケットWi-Fiにおいてバッテリー持ちは非常に重要です。出先で突然バッテリーが切れてしまえば、ポケットWi-Fiを利用した通信ができなくなってしまうからです。

モバイルバッテリーを持ち歩いていれば大丈夫かもしれませんが、スマホを充電したいのにポケットWi-Fiを優先しなければならないとなると、本末転倒でしょう。

とはいえ、Galaxy 5G Mobile Wi-Fiは従来の機種以上にバッテリーの持ちが良いとされています。連続通信時間は約16時間とされているので、長時間の使用にも耐えられるでしょう。

一方、2021年10月に発売されたばかりの最新機種Speed Wi-Fi 5G X11の連続通信時間は約6時間と少々パワフルさに欠けますが、本体重量がGalaxy 5G Mobile Wi-Fiの約203gに対して約174gという軽量ボディを実現しています。

 

4.料金が高い

WiMAXの5Gプランを契約する際に最も意識してしまうポイントは、やはり「料金」でしょう。

5G対応プランは従来のWiMAXプランと比較すると高額に設定されています。月額の料金がかさむと、1年間の出費で考えれば数千円単位で費用がかさむことになってしまいます。

 

とはいえ、料金プランも随時見直されていくことが予想されます。

現にカシモWiMAXなどは既に十分低価格といえるくらいの料金プランを提供中です。料金変動がとくになく、4,455円で5G対応WiMAXを契約できるというのはかなり魅力的でしょう。

 

5GのポケットWi-Fiを必要としている方は、ぜひ前向きに検討してみてください。

まとめ

引用元:UQ wimax公式サイト

今回は5Gに対応したプラン・ポケットWi-Fiについて注目してきました。

WiMAX系プロバイダも続々と5G対応プランを打ち出しており、今後更に5Gが普及・拡大していくであろうことが予想できます。

まだまだ対応エリアが狭いという問題点もあるものの、こちらも徐々に拡大中です。

 

常に高速通信をしたい、動画やゲームを思う存分楽しみたいという方にとって、5Gは今後必要不可欠な存在になっていくでしょう。